3★現役園長による、無認可託児所黒字経営のための裏ワザ。儲かる?儲からない?

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無認可保育園託児所経営儲かるか

https://souchan-daisuki.okinawa/2018/01/09/post-1858/

圧倒的にマイナスにしかならない無認可保育園の経営。収支を+にする裏技

そこで多くの認可外がしている苦肉の策が、

0歳が1歳になるのを待って、園児を増やす

2歳児が3歳になるのを待って、園児を増やす

というものです。

認可園は学齢計算ですが、認可外は満年齢計算で保育者の人数が計算されます。

これだと、先ほどの保育者が2名という場合ですと

最初は 0歳 3人+1歳・2歳 6人=9人

だったのが

1歳 6人+2歳 2人+3歳 13人=24万+8万+52万=84万

とかにできるんです。

これで先ほどの人件費46万6千円を引いてもやっと黒字になりますね。

が、さすがに4月は9人の受け入れの園が年度途中に21人は増え過ぎですね(^-^;

間をとって、15人になったと仮定しましょう。

1歳 6人+2歳 2人+3歳 7人

=24万円+8万円 +28万円=60万円

人件費を引くと

60万-46万6千円=13万4千円

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どうにか黒字になった。では、ほかにかかる人件費の内訳は? 経営者の給料。年収の実態

さらに、さきほどのまでの年齢に子どもたちがなるのはせいぜい3月くらいです。

0歳の場合、4月産まれで8月に入園。とかだと、翌年3月になってもまだ0歳のままですし。(^-^;

運よく、年の真ん中でこの売り上げになれたとしましょう。

するとまず、4月~10月の半年で人件費だけのマイナスがすでに63万6千円たまっています。

11月~3月で、売上-人件費だけだと手残り13万4千円でしたね。

134,000×6カ月=804,000円

804,000円-636,000円=168,000円

÷12カ月=14,000円

経営者が月給128,000円もらうなら、月の経費を14,000円以内にしなくてはいけません。

実際は人件費は給与だけでなく、雇用労災保険の会社持ち分もあります。

これがまた地味に高いし。

家賃光熱費、絶対に補助金では足りない給食費保険料など。

で、128,000円から自分の国保、年金、住民税を支払います。

さらに、忘れてはいけない個人事業税

無認可保育園は、安定した利益はつくれない。つくれるなら、企業が率先してつくっています。

手取りはすでに10万円切った上に、月の経費が14,000円でおさまる訳がありません

しかも最初の半年は絶望的にマイナス

私がFXやら株やらに走るのはこんな背景があるからです。笑

https://souchan-daisuki.okinawa/2017/10/07/post-1896/

さらには、年度の途中で園児を増やしていくことに対して、職員から不満も出ます。

ならあんたの給料半額にしてくれるんですか。

なので、やりがいとか、園児が可愛いとか。

そういう気持ちが強いなら経営するのも悪くないとは思います。

が、儲かるとか安定するとか、そんなことを夢見ているなら、それは無理ですよ。

絶対に。

どれだけ待機児童が溢れていても、それが3歳以上もそうだという地域でなければ、認可外の安定した利益は確実に見込めません。

まぁでもいくら地域性とはいっても、金額の値上げスピードが遅いというのもありますよね。

実際は0歳は6万1歳2歳は5万。このくらいでやっと、0歳からは人件費のマイナスが減り、1歳2歳から利益を頂けるようになります。

とはいっても、沖縄の給与の安さでは6万円頂くのはかなり気が重たい、というのもありますよね。

認可外の協会みたいなのできてくれませんかね?

県全体で一気に値上げしないとなかなか無理ですよね。

そして私が親の立場になった時に、沖縄の手取り12万そこらの仕事をしていて、保育料として6万円とられたら。。。(T-T)

国は認可園無償とかやってる場合じゃない。

認可園に入園できているだけですでに恵まれているのだから、本当に無償にするべきは認可外のほうなんです。

しかも無償化プランでは認可外の保育料は2万5千円?までしか補助しないそうですしね。

認可外、2万5千円もらっても足りませんよ?

特に県外は7万円とか普通ですからね。

この無償化自体、保護者には助かりますが、園には事務作業が増えるだけで正直何のメリットもありません。

無認可に事故が多い、無認可はちゃんとしていない。

よく言われていますが、ちゃんとしたくてもできない現状があるんですね。

保育士の人数を増やしたくても増やせない、安全性を高めたくても、工事できない。

人件費に使える補助金も作って欲しいです(T-T)

https://souchan-daisuki.okinawa/2018/01/09/post-2125/